PRICE GUIDE

オリジナルカップ印刷の相場は?

「だいたいいくらなの?」に答えるため、各社が公開している価格を実際に調べて整理しました。2026年8月時点の調査です。

オリジナルカップを作ろうと調べ始めると、多くの業者が「要お問い合わせ」としか書いていないことに気づくと思います。見積もりを取らないと相場すら分からない ── これがこの業界で最初につまずくポイントです。

そこでこのページでは、実際に価格を公開している国内業者の数字を集めて整理しました。自社の価格も最後に載せています。なお、各社の事業への配慮から社名は伏せ、業態の特徴のみを記載しています。比較検討の材料としてお使いください。

1. 相場の全体像(素材・ロット別)

まず大枠から。カップ印刷の単価は素材ロットでほぼ決まります。目安は次の通りです。

素材1,000個5,000個10,000個〜特徴
紙カップ27〜36円22〜28円18〜25円ホット対応。国内印刷が多い
PETカップ(透明)40〜55円35〜40円25〜35円透明度が高い。単価は高め
PPカップ35〜38円28〜33円20〜30円タピオカ・スムージー向き

※ 1,000個・5,000個は各社の公開価格から作成。10,000個以上は公開している業者がほとんどないため、公開価格の逓減傾向からの推定を含みます。

ポイント: ロットが10倍になれば単価は半分近くまで下がります。「とりあえず少量で」は、1個あたりで見ると最も高くつく買い方です。

2. 国内5社の公開価格を調べた結果

2026年8月時点で、ウェブサイト上に価格を掲載していた国内業者5社を調査しました。各社の事業への配慮から社名は伏せ、業態の特徴のみ記載しています。

業態公開されていた価格最小ロット納期
A社(紙・PET / 小ロット対応)紙8oz 1,000個 26,700円(@26.7円)
PET12oz 1,000個 55,400円(@55.4円)
1,000個6〜20営業日
B社(プラカップ専門)プラカップ 1色片面 @35〜38円
(版代・送料込み)
1,000個15〜18営業日
C社(紙・プラ / 短納期対応)サイズ・納期別に複数プランを公開1,000個7〜18営業日
D社(海外製造 / 大ロット)非公開(要問合せ)10,000個〜要問合せ
E社(国内製造 / 大ロット)単価非公開 / 版代1色30,000円〜10,000個校了後60日程
この表を読むときの注意: 上記はいずれも各社が公開していた条件(主に1,000個ロット)での数字です。後述する当社の価格は10,000個ロットのものであり、ロット条件が異なるため単純比較はできません。あくまで「業界全体の価格帯を把握する」目的でご覧ください。

※ 2026年8月時点の各社公式サイト掲載内容をもとに作成。価格・条件は各社の判断で随時変更されます。実際のご検討にあたっては必ず各社の最新情報をご確認ください。

この調査から読み取れることが2つあります。ひとつは、小ロット対応の業者は価格を公開しているが、大ロット(10,000個〜)の価格を公開している業者はほぼないこと。もうひとつは、版代の差が非常に大きいことです。

3. 価格を左右する5つの要素

① 素材

PET(透明)がもっとも高く、紙、PPの順に下がるのが一般的です。中身を見せたいドリンクならPET、タピオカのようにフタをシールで圧着するならPPというように、用途で選ぶのが基本です。

② ロット(数量)

もっとも影響が大きい要素です。版を作る初期コストが数量で割られるため、数量が増えるほど1個あたりは安くなります。

③ 印刷の色数

色数ごとに版が必要になるため、単価と版代の両方が上がります。4色を2色に減らすだけで、初期費用が数万円変わることも珍しくありません。

④ 版代(初期費用)

1色6,500円程度から、30,000円を超えるところまで幅があります。後述しますが、ここは総額に効いてくる重要ポイントです。

⑤ 納期

短納期ほど高くなります。海外製造の場合、船便(1.5〜2ヶ月)か空輸(10日〜2週間)かで費用が大きく変わります。逆に言えば、納期に余裕を持たせるだけで確実に安くなります。

4. 見落としがちな「版代」の落とし穴

単価だけを見て比較すると失敗します。版代は初回にまとまってかかるうえ、業者によって「保管するかどうか」が違うからです。

たとえば2色印刷で版代が1色30,000円の場合、初回に60,000円。これが再注文のたびに発生するかどうかで、2年間の総額は10万円以上変わります。

必ず確認したい質問:「版は何年保管されますか?」「再注文のときに版代は再度かかりますか?」── この2つは見積もり依頼時に必ず聞いてください。

5. 「安い」を見抜く3つのチェックポイント

  1. 単価ではなく総額で比べる。「単価 × 数量 + 版代 + 送料」で計算し直すと順位が入れ替わることがよくあります。
  2. 送料が込みかどうかを確認する。カップは軽くてかさばるため、送料が意外と重くなります。1万個で数万円かかるケースもあります。
  3. 2回目以降の価格を聞く。カップは消耗品でリピートが前提です。初回だけ安くても、2回目が高ければ意味がありません。

6. 当社の価格(参考)

参考までに、当社(tapioca-cup.com)の価格も公開しています。500ml PPカップ・10,000個ロットの場合です。前章の各社は主に1,000個ロットの条件であり、ロットが異なると単価は大きく変わるため、数字をそのまま並べて比較することはできません。ご検討の際は、同じ条件で各社にお見積もりを取ることをおすすめします。

印刷なし1色2色4色6色
15.0円16.2円17.4円19.8円22.2円

税別・送料込み。版代は初回のみ1色9,800円で、2年間保管・期間内の再注文は版代0円。最小ロット10,000個、納期は通常1.5〜2ヶ月(特急空輸で約10〜14日)。

自社の海外拠点を通じて製造工場へ直接発注しているため、この価格でご提供できています。品質については、日本の担当者が現地の製造現場で検品している様子をトップページで公開しています。

よくある質問

結局、いちばん安く作る方法は?
ロットを増やす・色数を減らす・納期に余裕を持たせる、の3つです。特に色数は単価と版代の両方に効くため、1〜2色でロゴを大きく配置する設計がもっともコスト効率に優れます。
小ロット(1,000個)で作りたいのですが?
1,000個からの対応は国内印刷業者が得意としています。当社の最小ロットは10,000個のため、小ロットをご希望の場合は他社様をご検討いただくのが確実です。10,000個以上をお考えでしたら、ぜひ当社にもお声がけください。
相見積もりを取るときのコツはありますか?
「サイズ・数量・色数・希望納期」の4点を揃えて同じ条件で聞くことです。条件がバラバラだと比較になりません。あわせて「版代」「送料」「2回目以降の価格」も必ず確認してください。

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