OPENING GUIDE

カフェ・ドリンク店の開業|資材の準備ガイド

内装や機材に気を取られているうちに、資材の発注が間に合わない ── よくある失敗です。オープンから逆算した準備の進め方をまとめました。

開業準備でカップやストローなどの消耗品は、どうしても後回しになりがちです。ところがオリジナル印刷のカップは製造に1.5〜2ヶ月かかります。気づいたときには間に合わず、やむなく無地のカップでオープン ── という話は珍しくありません。

このページでは、そうならないための逆算スケジュールと、必要な資材の全体像を整理します。

1. オープンから逆算した準備カレンダー

4ヶ月前

コンセプト・店名・ロゴを固める

カップのデザインは店名とロゴが決まっていないと進みません。まずここから。

3ヶ月前

メニューとカップサイズの決定

何mlのドリンクを出すかで、必要なカップサイズが決まります。ホットの有無も確認を。

2.5ヶ月前

カップの見積もり・仕様確定

サイズ・数量・色数を決めて見積もりを取ります。相見積もりを取るならこの時期に。

2ヶ月前

データ入稿・校了(最終ライン)

ここを過ぎると通常納期では間に合いません。特急対応が必要になります。

1ヶ月前

周辺資材の発注

フタ・ストロー・バッグ・おしぼりなど。カップと同時に手配しておくと楽です。

2週間前

資材の納品・検品

実際に手元に届いた状態で、シーラー機との相性やサイズ感を確認します。

オープン

営業開始

お客様の手元に、あなたのお店のカップが渡ります。

間に合わない場合は: 特急仕上げ(空輸)で約10〜14日での納品も可能です。別途費用はかかりますが、オープン日をずらせない場合の選択肢になります。まずはご相談ください。

2. テイクアウトに必要な資材リスト

資材用途オリジナル印刷
カップ(PP / PET / 紙)ドリンク本体。もっとも目立つ◎ 最優先
フタ / シーラーフィルムこぼれ防止。フィルムは印刷可能
ストロー通常サイズ / タピオカ用の太いもの
持ち帰りバッグ1杯用・2杯用ホルダー
スリーブホットドリンクの熱対策
シーラー本体フィルム圧着用の機械

予算が限られている場合は、カップだけをオリジナルにするのがもっとも費用対効果が高い選択です。お客様がいちばん長く手にし、写真にも写るのがカップだからです。

3. 数量の決め方

「1日の想定販売数 × 月の営業日数」で月間使用量を出し、そこから何ヶ月分を持つかを決めます。

1日の販売数月間使用量(週5日)10,000個で何ヶ月分
30杯約650個約15ヶ月
50杯約1,080個約9ヶ月
100杯約2,170個約4.5ヶ月
150杯約3,250個約3ヶ月
開業前で販売数が読めない場合: 少なめに見積もって「足りなくなる」よりも、多めに持っておく方が安全です。カップは賞味期限がなく劣化しにくいうえ、次回発注時は版代がかからないため、慌てて追加発注しても割高にはなりません。

4. 予算の目安

500ml PPカップ・2色印刷・10,000個の場合の実額です。

項目金額(税別)
カップ本体 17.4円 × 10,000個174,000円
印刷版代 9,800円 × 2色(初回のみ)19,600円
送料0円(単価に込み)
初回合計193,600円
2回目以降(版代なし)174,000円

開業資金全体から見れば、内装や厨房機材と比べて大きな比率ではありません。それでいて、お客様の記憶に残る要素としての効果は大きい ── というのがカップの位置づけです。

5. 開業前チェックリスト

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