内装や機材に気を取られているうちに、資材の発注が間に合わない ── よくある失敗です。オープンから逆算した準備の進め方をまとめました。
開業準備でカップやストローなどの消耗品は、どうしても後回しになりがちです。ところがオリジナル印刷のカップは製造に1.5〜2ヶ月かかります。気づいたときには間に合わず、やむなく無地のカップでオープン ── という話は珍しくありません。
このページでは、そうならないための逆算スケジュールと、必要な資材の全体像を整理します。
カップのデザインは店名とロゴが決まっていないと進みません。まずここから。
何mlのドリンクを出すかで、必要なカップサイズが決まります。ホットの有無も確認を。
サイズ・数量・色数を決めて見積もりを取ります。相見積もりを取るならこの時期に。
ここを過ぎると通常納期では間に合いません。特急対応が必要になります。
フタ・ストロー・バッグ・おしぼりなど。カップと同時に手配しておくと楽です。
実際に手元に届いた状態で、シーラー機との相性やサイズ感を確認します。
お客様の手元に、あなたのお店のカップが渡ります。
| 資材 | 用途 | オリジナル印刷 |
|---|---|---|
| カップ(PP / PET / 紙) | ドリンク本体。もっとも目立つ | ◎ 最優先 |
| フタ / シーラーフィルム | こぼれ防止。フィルムは印刷可能 | ○ |
| ストロー | 通常サイズ / タピオカ用の太いもの | △ |
| 持ち帰りバッグ | 1杯用・2杯用ホルダー | ○ |
| スリーブ | ホットドリンクの熱対策 | ○ |
| シーラー本体 | フィルム圧着用の機械 | — |
予算が限られている場合は、カップだけをオリジナルにするのがもっとも費用対効果が高い選択です。お客様がいちばん長く手にし、写真にも写るのがカップだからです。
「1日の想定販売数 × 月の営業日数」で月間使用量を出し、そこから何ヶ月分を持つかを決めます。
| 1日の販売数 | 月間使用量(週5日) | 10,000個で何ヶ月分 |
|---|---|---|
| 30杯 | 約650個 | 約15ヶ月 |
| 50杯 | 約1,080個 | 約9ヶ月 |
| 100杯 | 約2,170個 | 約4.5ヶ月 |
| 150杯 | 約3,250個 | 約3ヶ月 |
500ml PPカップ・2色印刷・10,000個の場合の実額です。
| 項目 | 金額(税別) |
|---|---|
| カップ本体 17.4円 × 10,000個 | 174,000円 |
| 印刷版代 9,800円 × 2色(初回のみ) | 19,600円 |
| 送料 | 0円(単価に込み) |
| 初回合計 | 193,600円 |
| 2回目以降(版代なし) | 174,000円 |
開業資金全体から見れば、内装や厨房機材と比べて大きな比率ではありません。それでいて、お客様の記憶に残る要素としての効果は大きい ── というのがカップの位置づけです。
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